甘く危険な飲み物 脂肪肝編
最終更新日:2025年07月17日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
先月ですが〈甘く危険な飲み物〉というタイトルで2つのコラム(ペットボトル、乳酸菌飲料)を書きました。
今回は意外に感じられるかもしれませんが甘い飲み物は肝臓にも悪く、こちらの方が厄介なのだということをお知らせしたいと思います。
肝臓は沈黙の臓器と言われている通りに自覚症状に乏しくかなり状態が悪くならないと症状が出てこない為、健康診断で引っかかることで初めて意識するということがほとんどなのではないでしょうか。
飲酒する人が肝機能(特にɤーGTP)で引っかかるというのはよくある話です。これは薬物であるアルコールを無毒化(代謝)するために肝臓の解毒機能が働き、処理に無理がかかりすぎると血液中に肝臓内の酵素が漏れ出てしまうということです。
しかし最近はお酒を飲まないのに肝機能(ɤーGTP、AST、ALT)障害を指摘される非アルコール性脂肪性肝炎が増加傾向なのです。
これは若年層を中心にアルコールから距離を置く層が増加しているのに代わって新たに肝臓の脅威となっている現象で肥満や生活習慣に伴うかたちで30~40歳代以降に増えているのです。
特にアジア人、日本人は肥満のないやせ型の人にも脂肪肝炎が認められることが知られています。
この原因は不明なのですが脂肪組織でインスリンの効きが悪いこと(インスリン抵抗性)がこの疾患の病態に関与する可能性が考えられています。
そういった意味からもこの肝炎と2型糖尿病は密接に関連しているのです。
アジア人は白人に比べ肥満にならない代わりに糖尿病の発症率が30~50%高いと言われています。逆に言うと白人は太る分、膵臓の負担が少ないとも考えられます。
つまり非アルコール性肝疾患も糖尿病も原因をたどれば同じ「生活習慣」に行きつくのでしょう。
結論を言うとこの二つを回避する基本になるのはこれまた「甘い飲み物をやめろ」ということです。
解かりやすく言うと膵臓と肝臓にとって共通の最大の敵は糖なのです。
糖尿の専門医、肝臓の専門医の常識らしいのですが、肥満外来、スマート外来でも患者は何らかの加糖飲料を毎日飲んでいる人が多くそれが肝炎にもつながっているということです。
WHOも加糖飲料は肥満、脂肪肝、2型糖尿病に明確に関与していると指摘しています。
加糖飲料とは砂糖、果糖ブドウ糖液糖の入っている清涼飲料、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、エナジードリンクなどですが、果糖の多いオレンジジュースや果汁100%ジュースも、また“野菜ジュース”と表記していても(口当たりをよくするために果汁が入っており)糖分が多いのです。
理解しやすいように患者さんには「甘い飲み物はダメ」で、飲むなら「水かお茶かブラックコーヒー」と言っています。
カロリー充分の現代人は日常的に摂取する飲み物を甘くしてはいけないのです。
液体による糖分はダイレクト、つまり吸収スピードが速くその量も多くなってしまうために取り込んだ栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵する臓器である肝臓に異常に蓄えられてしまうのです。
それが脂肪肝であり進行すると脂肪性肝炎さらに肝硬変、肝臓がんへと移行することが判ってきました。
次回はその対策についてもう少し説明したいと思います。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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