目立たず矯正！マウスピース矯正の基本と利点・欠点

マウスピース矯正の基本と特徴

 

 

1. マウスピース矯正とは？

1-1. 透明で目立たない矯正方法

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製の装置を使用する矯正治療で、従来のワイヤー矯正のように金属装置を固定する必要がありません。目立ちにくいため、接客業や人前で話す機会の多い人に適しています。

1-2. マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

比較項目	マウスピース矯正	ワイヤー矯正
目立ちやすさ	透明で目立たない	金属ワイヤーが目立つ
取り外し	可能（食事・歯磨き時）	不可
痛み	比較的少ない	調整後に痛みが出やすい
適応範囲	軽度〜中等度の歯並び不正	重度の歯並び不正にも対応
治療期間	症例によるが短め	長期間かかることが多い
メンテナンス	自分で洗浄可能	歯科医院での調整が必要

 

2. マウスピース矯正の仕組み

2-1. 1日20時間以上の装着が必要

治療効果を得るためには、1日20時間以上装着し、食事や歯磨き以外は外さないことが推奨されます。装着時間が短いと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。

2-2. 徐々に歯を動かす方法

マウスピースは1〜2週間ごとに交換し、少しずつ歯を正しい位置に移動させます。さらに、「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を歯に装着し、より効果的に歯を動かすことができます。

 

 

3. マウスピース矯正の種類

3-1. インビザライン

世界1400万人以上が使用する代表的なマウスピース矯正ブランド。AI技術や3Dシミュレーションを活用し、患者ごとに最適な治療計画を立てることが可能です。

3-2. キレイライン

前歯の部分矯正に特化し、比較的安価で治療期間が短いのが特徴。軽度の歯並びのズレを改善したい人に適しています。

3-3. その他のマウスピース矯正

• SmileTRU：欧米で普及し、コストを抑えつつ治療可能
• クリアコレクト：インビザラインより安価で、細かな調整が可能

 

 

4. マウスピース矯正のメリットとデメリット

4-1. メリット

• 透明で目立ちにくく、周囲に気付かれにくい
• 取り外し可能で食事制限が少ない
• 痛みが少なく、金属アレルギーの心配がない

4-2. デメリット

• 1日20時間以上の装着が必須
• 重度の歯並び不正には対応できない場合がある
• 費用が比較的高め（全体矯正で80〜120万円）
• 紛失や破損のリスクがある

 

 

5. マウスピース矯正の治療の流れ

5-1. カウンセリング・精密検査

矯正治療の適応症例かどうかを確認し、3Dスキャンを用いたシミュレーションを実施。

5-2. マウスピースの作製と装着

3Dプリンターで作製し、2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら治療を進める。

5-3. 定期チェックとメンテナンス

1〜2ヶ月ごとに通院し、歯の動きや装置の状態を確認。

5-4. 保定期間と後戻り防止

矯正完了後は、リテーナーを装着し後戻りを防ぐ。保定期間は矯正期間の1.5〜2倍が推奨される。

 

 

まとめ

• 目立たず矯正できるマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較して痛みが少なく、取り外しが可能。
• 適応症例は軽度〜中等度の歯並び不正で、重度のケースでは対応が難しい場合がある。
• 治療成功の鍵は装着時間の管理。1日20時間以上の装着を守ることが重要。
• 矯正完了後もリテーナーを装着し、後戻りを防ぐことが必要。

マウスピース矯正は、見た目を気にせず矯正をしたい人にとって、有力な選択肢となるでしょう。

 

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