歯周病でも矯正治療は可能?—治療のポイントと注意点
最終更新日:2025年02月09日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
1. 歯周病と矯正治療の関係
1.1 矯正治療が歯周病に与える影響
矯正治療は歯並びを改善し、歯周病予防につながる一方で、歯を動かす過程で歯周組織に負担をかけることがあります。そのため、歯周病の進行度を慎重に評価し、治療を完了させてから矯正を開始することが重要です。
1.2 矯正治療中の歯周病リスク
矯正装置はプラークが付着しやすく、歯周ポケットが深くなることで歯周病が悪化するリスクがあります。そのため、患者自身のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが欠かせません。
2. 矯正治療と歯周病の管理
2.1 矯正治療前の歯周病治療
矯正治療を始める前に、スケーリングやルートプレーニングで炎症を抑え、プラークコントロールを徹底することが必要です。プラークスコアが10%以下になることが理想的です。
2.2 矯正治療中に歯周病が見つかった場合
軽度の歯周病なら治療を並行できますが、重度の場合は矯正を一時中断し、歯周病治療を優先する必要があります。
3. 矯正治療中の歯周病予防
3.1 セルフケアの徹底
- 正しい歯磨き方法:矯正用歯ブラシや歯間ブラシを使用し、ブラケットやワイヤーの周囲を丁寧に磨く。
- フロスの活用:ワイヤーの下を通す専用のフロススレッダーを使用する。
3.2 定期的なプロフェッショナルケア
- 歯科医院でのクリーニング:歯石除去を定期的に行い、歯周ポケットの状態をチェック。
- 歯周病検査の実施:歯茎の健康状態を定期的に確認し、進行を防ぐ。
3.3 生活習慣の見直し
- 酸性飲料や糖分の摂取を控える
- 禁煙を徹底し、歯茎の健康を保つ
4. 歯周病でも矯正治療は可能か?
4.1 軽度〜中等度の歯周病患者
適切な管理を行えば矯正治療は可能。インビザラインなどのマウスピース矯正は、清掃しやすく歯周病リスクを抑えられるため有効。
4.2 重度歯周病患者
歯槽骨の吸収が著しい場合は、再生療法を併用しながら治療を進める。
4.3 矯正装置の選択
- ブラケット矯正:清掃が難しく、歯周病リスクが高まる。
- インビザライン:取り外しが可能で、口腔内を清潔に保ちやすい。
5. 矯正治療を検討する歯周病患者へのアドバイス
5.1 矯正治療前の検査
- 歯周ポケットの測定
- レントゲンによる歯槽骨の状態確認
- 全身疾患のチェック
5.2 信頼できる矯正歯科の選び方
- 歯周病治療と連携可能な医院を選ぶ
- 経験豊富な矯正医を選ぶ
- 治療実績や口コミを確認
- 充実したカウンセリングを受ける
まとめ
歯周病患者でも矯正治療は可能ですが、事前の治療と徹底した管理が不可欠です。歯周病専門医と矯正歯科医の連携を取りながら、安全に治療を進めることが重要です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっく
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
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