どっちがいい?入れ歯とインプラントの選び方ガイド
最終更新日:2025年02月02日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
1. 入れ歯とインプラントの基礎知識
1.1 入れ歯とインプラントの違いとは?
歯を失った場合、「入れ歯」と「インプラント」が代表的な治療法です。それぞれ異なる特徴があり、患者の状態や生活スタイルに応じて選択されます。
1.2 入れ歯とインプラントの概要
入れ歯
- 取り外し可能で、部分入れ歯と総入れ歯に分類
- 保険適用が可能で、費用を抑えられる
- ズレや異物感がある場合があり、噛む力が弱い
インプラント
- 顎の骨に人工歯根を埋め込み、天然歯に近い噛む力が得られる
- 手術が必要で、治療期間が長い
- 保険適用外が多く、費用が高額
1.3 それぞれの選ばれる背景と歴史
入れ歯
- 数百年前から使用され、技術の進化で装着感や見た目が向上
- 高齢者や骨量が少ない患者に適している
インプラント
- 1950年代にスウェーデンで開発され、現在では多くの患者に選ばれる治療法
1.4 対象となる患者層の違い
入れ歯が適している人
- 高齢者や全身疾患のある人
- 手術が困難な人
- 短期間で低コストの治療を希望する人
インプラントが適している人
- 顎の骨量が十分で健康状態が良好な人
- 天然歯に近い機能性を求める人
- 長期的な快適さを重視する人
2. 入れ歯
2.1 部分入れ歯の構造
- バネ(クラスプ):残っている歯に固定する金属製のバネ
- 床(しょう):歯茎に乗る部分で、ピンク色の素材で作られる
- 人工歯:床の上に配置される歯の部分
- バー:左右の床を繋ぐ装置で、金属製やレジン製がある
2.2 入れ歯のメリット
- 咀嚼機能や発音の改善、顔の形状維持が可能
- 取り外しができ、衛生的
- 手術不要で身体的負担が少ない
- 保険適用で比較的低コスト
- 口腔内の変化に応じて調整可能
2.3 入れ歯のデメリット
- 慣れるまでに時間がかかる
- 定期的な調整が必要
- 固定力が弱く、噛む力が天然歯より劣る
- 食べ物が詰まりやすい
- 長期間の使用で歯茎や顎の骨が痩せる可能性
3. インプラント
3.1 インプラントの構造
- フィクスチャー(人工歯根):顎の骨に埋め込む部分
- アバットメント:フィクスチャーと人工歯を接続する部分
- 上部構造(人工歯):見た目と機能を補う部分で、セラミックやジルコニアが使用される
3.2 インプラントのメリット
- 天然歯に近い見た目と機能
- 周囲の歯への負担が少ない
- 長期的な耐久性
- 顎の骨の退縮を防ぐ
- しっかりと固定され、食事や発音が快適
- 審美性が高く、心理的な自信につながる
3.3 インプラントのデメリット
- 高額な費用がかかる
- 手術が必要で身体的負担がある
- 治療期間が長い(数か月~1年以上)
- インプラント周囲炎のリスクがある
- 顎の骨の条件が必要で、骨量が不足している場合は骨移植が必要
- 継続的なメンテナンスが不可欠
4. 入れ歯とインプラントの詳細比較
4.1 構造と素材の違い
- 入れ歯:レジン製(軽量で安価)、金属床(耐久性が高い)
- インプラント:チタン製人工歯根、セラミックやジルコニアの人工歯
4.2 メンテナンスの違い
- 入れ歯:定期的な調整と交換が必要、毎日取り外して清掃
- インプラント:天然歯と同様の歯磨きが必要、定期的な歯科検診が必要
4.3 費用の違い
- 入れ歯:保険適用が可能で低コスト
- インプラント:ほぼ自由診療で1本30万~50万円が一般的
4.4 費用を抑える方法
- 部分的にインプラントを導入し、残りは入れ歯を使用する選択肢もある
5. 入れ歯からインプラント、またはその逆の治療プロセス
5.1 入れ歯からインプラントへの流れ
- 検査(口腔内の状態を確認、X線・CTスキャンで顎骨の診断)
- プランニング(埋入する本数や位置を決定)
- 手術(人工歯根を埋め込み、数か月の治癒期間を経て人工歯を装着)
5.2 インプラントから入れ歯への移行
- 骨吸収が進行すると、インプラントの維持が難しくなることがある
- 高齢者や全身疾患のある人は、入れ歯への移行が適している
6. 入れ歯とインプラントの併用治療
6.1 インプラントオーバーデンチャーとは?
- 数本のインプラントを埋入し、入れ歯を固定する治療法
- 固定力が高く、安定した使用感を提供
6.2 併用治療の適応条件
- 高齢者:全歯欠損や顎骨の吸収が進んでいる場合に有効
- 骨量の少ない患者:少ない本数のインプラントで安定性を確保
7. どちらを選ぶべきか?患者ごとの最適解
7.1 治療選択のためのチェックリスト
- 年齢:高齢者は入れ歯、若年層はインプラントが適する傾向
- 健康状態:全身疾患がある場合は入れ歯が安全
- ライフスタイル:見た目や機能性を重視する人はインプラント、費用を優先する人は入れ歯
7.2 専門医への相談が重要
- 診断→治療計画→手術or入れ歯製作の流れで最適な選択をすることが大切
まとめ
- 短期間・低コスト・手術不要なら入れ歯
- 長期間の安定性・自然な使用感を求めるならインプラント
- 費用や体の負担を考慮し、専門医と相談しながら選択することが重要
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっく
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。
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