■ ロゴマークの由来はなんですか?
祖父が文次郎という名前でしたので、文という字を使いました。
平成15年に、新しい展開をするにあたってデザイナーさんにお願いしていくつか候補を出してもらいました。最終的には息子に選んでもらったんですよ。
■社員さんの健康を大事にされているとお聞きしていますが、どのような取り組みをしているのでしょうか?
2014年に全国健康保険協会(協会けんぽ)の東京支部の評議員に就任してから『健康経営』という言葉を知り、自社でも推進し始めたんです。というのも、会社では毎年12月に健康診断を行っていますが、年々保健指導を受ける社員が多くなっていました。「メタボ」と判定される社員が増え、このままではまずいなと実感していました。そこで、まずはできることからはじめようと思い、毎朝の体重測定を始めました。その成果があってか、最高で8kgも減量した社員もいます。
また、地域産業保健センターに全員の健康診断結果を持っていき、相談しました。所見ありとされる社員に保健師の意見を伝えて、実際に病院に行く必要があると判断された社員には受診実績まで報告してもらう。そのおかげで今までに大腸がん罹患者が2名見つかりました。
最近では、社員のひとりがくも膜下出血で倒れてしまったことがきっかけで、血圧の測定も始めました。もともと胃が悪かったので、そちらばかりを気にしてしまっていたようです。彼は今でも働いてくれていますが、もっと早く気がつけたらと今でも悔しい思いをしています。
かなり早い時期から社員の健康には気を配っていましたね。自身も健康アドバイザーの資格を取得しました。今後も健康経営を推進し、業界全体に広げていきたいと思っています。
2015年6月には健康経営の一環として、初めてスポーツ大会を行いました。松下電工の健康保険組合が行っていたと聞き、自社でも取り入れてみようと思いました。競技はスポーツ玉入れや綱引き。社員の家族も参加しての大盛り上がり。
競技だけではなく、産業医に講話もしてもらいました。特に食事や調味料の話は特に社員の奥さんたちに人気だったようです。保健師にも来ていただき、マンツーマンで指導を受ける社員もいました。